カワサキにまたがって疾走する「ランブルフィッシュ」

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コッポラが手がけた映画『ランブルフィッシュ』の特徴

『ランブルフィッシュ』は、フランシスコッポラ監督が手がけたヒューマンドラマです。
映画のストーリーは単純な不良たちの物語ですが、それでも印象に残るのが白黒映画であることです。
その理由は、映画に登場するバイクボーイが色覚異常という設定になっているからなのです。

中にはストーリーが意外にも単調なので、見ていて飽きがきてしまうという評価もありますが、映像美を楽しみたいという人にとってはなかなかの力作です。
とにかく光と影のコントラストが上手に描かれています。

ライダー目線での『ランブルフィッシュ』の魅力

映画『ランブルフィッシュ』では不良少年たちがバイクに乗って現れますが、これがカワサキのバイクZ1-Rシリーズなのです。
1000ccの大型バイクに不良少年がまたがって登場するわけですから、見ていて圧巻です。
白黒映画なのでそれほど強い印象は残りませんが、よく見てみると、Z1―R IIに乗っているように見えます。

あとで解説しますが、『ランブルフィッシュ』の名前を頂いたプライベートカスタムバイクが登場します。
それがカワサキZ1R-IIランブルフィッシュです。

登場したバイク

17インチのホイール、大型空冷カスタムバイクとしてなり物入りでカスタムバイクとして登場したのがカワサキZ1R-IIランブルフィッシュです。
映画『ランブルフィッシュ』にちなんでつけられたネーミングのこのバイクは、カスタムバイクとして人気が高い一台です。
イエローとブルーが基調のボディカラーに加えて、4本のエギゾーストパイプはブラック塗装が施されています。
このカスタムバイクは、ツーリング仲間で結成されたランブルフィッシュが手がけた一台で、ベースとなっているZ1R-IIをさらにスパルタンに仕上げた仕様になっています。

空冷式の難点はやはりオーバーヒートですが、それを防止するために設計されたのがオイルラインです。
今はこのような仕様のバイクはすでになくなってしまいましたが、オーバーヒートを防止するだけでなく、かっこいいスタイリングを維持するのには不可欠なデザインでした。

他の部分もチェックしておきましょう。
海外向けに設計されたタイプでは、海外市場を意識したコクピットに仕上がっています。
当時のポスターではポルシェ911をバックに撮影していますが、完成度が高く、美しいボディはポルシェと並んでも存在感をアピールしています。

それだけヨーロッパでは人気だったのがカワサキカワサキ Z1R-II。
『ランブルフィッシュ』に登場できたのも、当時のいわゆる不良たちには憧れのバイクだったということなのでしょう。
今ではクラシカルな1台として根強い人気を誇っています。