「ブラック・レイン」ってどんな映画?
「ブラック・レイン」は1989年に公開されたアメリカのアクション映画です。
ニックとチャーリー、二人のニューヨーク刑事はあるレストランを訪れた際、ヤクザの争いに巻き込まれることになります。
その際にヤクザを刺殺した犯人・佐藤を逮捕するのですが、彼の手下たちの罠にはまり、まんまと取り逃がしてしまいます。
その後銃を押収されるなど、警官としての権限を失いながらも二人は捜査を見守っていくことになるのだが…というのが主なあらすじとなっています。
遺作となった松田優作の演技はもちろん、彼の乗るバイクやそのアクションシーンにも注目が集まり、国内外で大きなインパクトを残しました。
「ブラック・レイン」の魅力
「ブラック・レイン」の魅力は様々ありますが、日本人にとってはやはり松田優作ら、日本の俳優たちの演技や存在感が一番魅力となっています。
その中でも特に松田優作のバイクシーンが目立っていると言えるでしょう。
大きくてスタイリッシュという、男心をくすぐられるようなバイクにまたがり、銃をかまえるシーンは圧巻の一言です。
また、終盤に農場をバイクで走るシーンもスピード感あふれる魅力的なシーンとなっています。
実は、これらのバイクシーンは全て松田優作本人が演じています。
彼のファンやバイク好きにとって、彼のバイクテクニックを存分に堪能できる貴重なシーンだと言えるでしょう。
アクションシーンに目が行きがちですが、乗っているバイクも造形や色合いが美しく、バイクを愛する人たちにとってはたまらないデザインとなっています。
この映画を見て、松田優作の乗っていたバイクに興味を持ったという方も少なくないようです。
「ブラック・レイン」で登場したバイク
「ブラック・レイン」に登場したバイクはスズキGSX-R1100というものです。
映画に登場するバイクというのは、実在のバイクをモデルにしながらも、あくまで作品オリジナルの乗り物であることが多いのですが、この映画に登場するのは本物のスズキGSX-R1100となっています。
GSX-R1100の最大の特徴は公称260キロもの最高速度で、映画公開当時はもちろん公道で最速のバイクでした。
このスピード力の乗り物を松田優作が乗りこなす訳ですから、かっこよくないはずがありません。
彼に最も似合うバイクと言っても過言ではないでしょう。
スピードだけでなく、そのデザインも特徴的です。
スタイリッシュなレーサー風のスタイルに惚れ込んでしまったという人もたくさんいることでしょう。
「ブラック・レイン」は松田優作によるバイクのアクションシーンがふんだんに詰まった快作となっていますので、ぜひ一度ご覧いただくことをおすすめします。
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