ヤマハYZ450Fの魅力
YZ450Fが大きく変わり、魅力がさらにレベルアップしています。
特徴はとても多く、まずは暑い買いやすくなったパワフルなエンジンです。
ピストン形状、動弁系、点火、噴射マップなど性能パーツのほとんどを一新し、エンジンのパワフルな一面を一層引きだす工夫がされています。
3速以上となるとパワーがぐっと伝わってくる特性がさらに向上したというイメージです。
吸気バルブは36mm径から37mm径に、さらに排気バルブは従来の30mm径から30.5mmに変更され、これに伴って新ピストンも採用しています。
非常にコンパクトな設計となっていて450ccながら250ccクラスのフレームに搭載されているというのもこのマシンの特徴です。
コンパクトなエキゾーストパイプ、サイレンサーにも新型を
排気系として変更になったのは独特な形状を持ったエキゾーストパイプです。
ループ状にシリンダーを巻いているという独創的な形で、この形状によって排気管長確保によって排気脈動効果がありパワー特性が高くなっています。
サイレンサーは、車体中心に寄せて配置してあり、コンパクトに収まっているため、マスの集中にも効果を発揮しています。
オイルタンクが不要、軽量設計のマシン
YZ450Fは、軽量設計となっていることも大きな特徴で、オイルタンクが不要となるウエットサンプ方式を取り入れています。
クランクケースもコンパクトに作られていて、その事から最低地上高を確保できるという作りです。
アンダーガードなしの使用としたのも、最低地上高を実現ためであり、さらに冷却水循環用ポンプは樹脂インペラーを利用したことでより一層軽量化したマシンに仕上がっています。
潤滑、冷却系がここまで軽量化されているのも、コンパクトさを追求した結果といえるでしょう。
設計変更されたミッションとギアシフト系
1次減速比、3速ギア比を変更することで新しいエンジンの特性に沿うようになっています。
スムーズなつながりを得るためにドライブアクスル、メインアクスルなどの仕様についてもYZ450Fは一新されています。
ギアシフト用の機械構造も、パーツに関して全面的に見直しを行い、それによって操作フィーリングを高く向上させています。
操作性を上げるために何が必要なのか、根本的に見直しされてきたのがこのマシンなのです。
新フレームは軽量ボディに貢献するように作られている
アルミ製バイラテラルビーム・フレームと呼ばれる軽量ボディに貢献できるフレームを採用する事によって、450ccのマシンであってそうではないくらいにコンパクトなボディとなっています。
2013年モデルよりも0.7kgも軽いボディとなっているのもこのアルミ製バイラテラルビーム・フレームが採用されたことによる効果です。
バランスを保つこと、またショック吸収性を高めるためにも、ヘッドパイプの位置は10mmライダー側に寄せられ、安定性などもしっかり考慮されています。
色々な面で大きく変化が加えられているYZ450Fですが、より魅力ある一大になっていることは間違いありません。
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