スズキ歴史館の施設案内
スズキ歴史館は静岡県浜松市にある、スズキのものづくりの歴史を観られる資料館です。
スズキは織機メーカーとして誕生しましたが、バイクや自動車、船外機などの様々な製品を開発して日本の工業のけん引役となってきました。
そのものづくりにかける情熱を、歴史の流れに沿った展示で観られるのが特徴です。
入館は無料で月曜日や年末年始等の休館日以外は、自由に見学できます。
人によって見学のペースは異なりますが、だいたい1時間半くらいで全館を回ることができます。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、基本的に見学は事前予約が必要となっています。
予約は電話やインターネットで行うことができます。
スズキ歴史館は3階に分かれていて、それぞれのフロアでカテゴリー分けされています。
1階は現行モデルの自動車やバイクをメインに展示していて、実際にまたがれるスペースも用意されています。
またインフォメーションカウンターや、スズキのオリジナルグッズの販売コーナーなども設けられています。
2階は、開発プロセスを説明するフロアとなっています。
企画から設計、試作や実際の製造工程など、様々な開発・製造プロセスを実際の現場をイメージした展示で観ることができます。
多くの過程は動画ではなく、実際の車を使った紹介や、設計者たちが利用している部屋の雰囲気を再現したスペースを展示して紹介していますので、リアルな開発・生産過程をチェックできます。
3階は、今までのスズキが製造してきた製品の紹介がなされています。
創業当時の織機や、歴代のバイクや自動車といった貴重な資料を見ることができます。
時代ごとに製品が分けられているので、時の流れと共にどんな変化を経てきたのかが分かる展示の仕方となっています。
スズキ歴史館で見られるもの
開発・生産の様子を展示している2階では、かなりリアルな開発工程を見られます。
たとえば、デザインを決定する際に使われるクレイモデルというものが展示されています。
これは自動車の実物大の模型で、設計図を基にして技術者が手作業で模型を作った様子を垣間見ることができます。
生産過程の展示では、実際の工場で使われているロボットやラインを再現して自動車が組み立てられていく様子を見られます。
組み立てラインは動きがありますので、作業がどんな感じでなされているのか雰囲気も感じ取れます。
そして、バイク好き、車好きの人にたまらないのが3階の実車展示でしょう。
歴代のモデルがたくさん並んでいて、昔懐かしいレトロ感たっぷりの車体を見ることができます。
また、それぞれの時代を象徴する代表的なモデルについては細かく説明や販売状況なども記されていて、スズキが自動車やバイク産業にどんな貢献をしてきたのかが分かります。
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