CBR400Rの特徴
「CBR400R」は母体となるワークスマシンがなく、独自の技術を惜しみなく投入しているというのが特徴です。
当時の他のレーサーレプリカは、当時活躍していたバイクの技術をもとに誕生していたのですが、この「CBR400R」は違います。
アルミフレームやアルミスイングアーム、直打式バルブなど、当時の最先端技術をふんだんに取り入れることで、贅を尽くした独自のレーサーレプリカが誕生しました。
他車のバイクと比べても性能などに優れており、以後愛好家が増加していくことになります。
CBR400Rの魅力
「CBR400R」の魅力はたくさんあります。
まず、当時の新しい技術をふんだんに取り入れ、完全なレーサーレプリカに仕上がっているという点が挙げられるでしょう。
例えば、ロッカーアームを廃止し、直打式バルブを採用することでコンパクトなヘッドになりました。
また、カムギアトレーンを取り入れることで59PSものハイパワーを実現しているのも魅力の一つだと言えるでしょう。
サイレンサーはアルミ一体成型という、当時としては大変珍しいものでした。
ステーには肉抜き穴が施され、これによりバイクの軽量化をアピールしています。
実際に走ってみることでその軽さが伝わることでしょう。
乗ってみることでその魅力に気づいたという方も多いようです。
例えば、他車のバイクと勝負をしたらタイムは互角、ところが、「CBR400R」の方が攻め込みやすかったり乗りやすさを感じられるなど、乗り比べてその魅力の高さに初めて気づいたという人も少なくありません。
ホンダCBR400Rが名車といわれる理由
「ホンダCBR400R」が名車といわれる理由はいくつかあります。
まず、数十年前に販売されたバイクでありながら、今でも全く見劣りしない見た目であるという点です。
前述したように、このバイクは母体となるワークスマシンがありません。
また、当時では目新しかった技術をたくさん取り入れています。
このため、販売当時は珍しいデザインととらえる人も多かったようですが、現代ではその見た目に惚れ込んで愛車にする方も多いようです。
まさに時代が追いついたバイクだと言えるでしょう。
また、完全なレーサーレプリカであるという点も名車といわれる所以の一つです。
ある程度模倣したレーサーバイクというのは昔も今も一定数存在します。
しかし、見た目から性能まで細部にこだわったバイクというのは現在でもそう多くはありません。
完璧なレーサーレプリカの代名詞として、「CBR400R」はこれからもその名を轟かせていくことでしょう。
ただし、「CBR400R」は現在本体価格やパーツの価格が高騰しています。
維持費などもそれなりにかかりますので、愛車にしたいと思っている方はこの点については気を付けるようにしてください。
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