ヤマハの水素燃料電池二輪車

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Posted on : 23-06-2015 | By : GRjap7uK | In : 電動バイク

ヤマハは、バイク専門のメーカーとして古い歴史を持っています。
数々の名車を世に送り出してきたヤマハですが、そのヤマハが新たに125ccの水素燃料電池二輪車を開発しているということをご存じの方は少ないのではないでしょうか。
ヤマハと言えば数多くのバイクファンを魅了してきた国内最大手のバイクメーカーでもあるため、この試みには多くのバイクファンも関心を寄せているのかもしれません。

水素燃料電池システムを搭載

ヤマハが水素燃料電池システムを搭載したバイクを開発したと発表したのは2006年のことになります。
エフシーアクエルと名付けられたそのバイクは、画像で見る限り従来のヤマハのバイクとは明らかに一線を画したスタイルで、近未来的なイメージを強く受けます。

このバイクは、ヤマハが独自に研究を進めて開発したヤマハ水素燃料電池システムを搭載しており、125cc相当のスペックを持つと言われています。
見た目は明らかに原付バイクのような見た目となっていますが、この小さなボディの中に125cc相当の馬力、トルクが秘められているとは誰も予想だにできないことでしょう。

現在では、多くのメーカーが電動バイクの開発や製造に携わっており、ヤマハも電動バイクは販売していますが、水素燃料電池で動くバイクというのはどのメーカーも手を出していない領域となっています。
仮にこのバイクが実用化がされた場合、価格はどの程度になるのか、実際の走りの性能はどうなのか、といったところがバイクファンとしては気になってしまうところではないでしょうか。

エフシーアクエル

独自に研究を続けてきた水素燃料電池システムを搭載したヤマハの水素バイク、エフシーアクエル。
その近未来的な外観フォルムと、従来のバイクでは実現することができなかったスペックを現実のものとしたそのバイクに、多くのヤマハファンは心打たれたのではないでしょうか。

このエフシーアクエルという呼び名ですが、正式名称ではFC-AQELと記載されます。
その名称の由来ですが、FCは燃料電池のことを指すFuel Cellで、AQELがAcqua、イタリア語で水を意味しています。
そこに電気の意味を持つElectricを組み合わせた造語であり、実にヤマハらしい発想と言えます。

水素タンクはバイクのシート部分の下に配置され、ヘッドライトやフラッシャーにはLEDが搭載されるなど、従来のバイクには見られなかった様々な特異点があります。
パシフィコ横浜で開催された第22回国際電気自動車シンポジウムに出展されたエフシーアクエルですが、今後どのような進化を見せてくれるのかバイクファンとしては非常に気になるところです。
今後も老舗バイクメーカー、ヤマハからは目が離せないと言えるでしょう。