攻撃的なパワーが自慢のハーレーダビッドソンにぴったりの電動バイク
デザインや技術、使用する素材にこだわりがあり、保守派とも言えるようなバイクブランドであるハーレーダビッドソンが、電動バイクの開発を進めていて、近いうちに販売を開始するというニュースが出た時は、世界中のハーレーファンが驚きました。
常に最新技術を用いたモデルを発表しているものの、やはり根幹となる伝統的なコンセプトは変えずに来ていたので、電動モーターの使用という考えはあまりファンの間になかったからです。
しかし、実際のところ、電動モーターとハーレーダビッドソンという組み合わせは、コンセプト的には合っていると言えるでしょう。
というのも、ハーレーダビッドソンの魅力の一つは、その荒々しくたくましい力強さにあるからです。
エンジンの力強さを前面に出し、攻撃的とも言えるような走りが魅力となっています。
そのたくましさは、電動モーターを採用することによって、さらに増幅されるはずです。
というのも、電動モーターはガソリンエンジンに比べてトルクが非常に強く、低速からの加速や発進のパワーの強さは特筆すべきものがあるからです。
静かで滑らかという特性がありますが、その力強さはハーレーダビッドソンの魅力をより引き出してくれることでしょう。
航続距離の伸長を課題として開発が進められてきた
電動モーターの魅力はその力強さやエコ性のようにありますが、唯一航続距離が短いという弱点があります。
多くのバイクメーカーが電動バイクの開発を行い、すでにたくさんのモデルが市場に出ていますが、たいていのモデルは航続距離が100キロちょっとです。
これだと、日常生活での使用には耐えられますが、遠出やツーリングには向きません。
特にハーレーダビッドソンは、ツーリングバイクとしての位置を保っているブランドですので、航続距離が短いというのは致命的な欠点とも言えます。
すでにハーレーダビッドソンはプロトタイプとして電動バイクを出していますが、せいぜい60キロ程度の航続距離しか実現できていません。
そのため、2019年夏の電動バイク発表までには、長い航続距離を実現する技術を搭載するべく、開発が急ピッチに進められることになります。
多くのライダーを満足させるモデルになるはず
航続距離という面では、多くのライダーの納得する160キロというのが一つの節目となり、この能力が確保されるはずです。
そして、先進的でアクティブかつハーレーの伝統的なイメージを踏襲したデザイン、重厚感のあるパーツの構成などが期待されます。
ハーレーダビッドソンにとって新しい取り組みとなる電動バイクですが、すでに注目度は高く発売を楽しみに待つファンも少なくありません。
元々のハーレーファンだけでなく、新しい層をハーレーのバイクに引き付けるバイクとなることでしょう。
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