「ストリート・オブ・ファイヤー」ってどんな映画？

「ストリート・オブ・ファイヤー」は1984年に公開されたアクション映画です。
地元でコンサートを行っていたエレン・エイムという女性歌手が、ギャング集団に拉致されてしまいます。
連れ去られたエレンを元恋人であるトムが救出に向かいます。

無事に救出し相手のボスを倒すのですが、エレンとトムが復縁することはなく、再びそれぞれの道を歩むことになる、といった内容の映画となっています。
この映画には魅力的なバイクが登場するため、バイカーの間では評価の高い作品となっています。

「ストリート・オブ・ファイヤー」の魅力

「ストリート・オブ・ファイヤー」の魅力は何といっても登場するバイクマシンや、それによるアクションシーンだと言えるでしょう。
敵のバイカー集団が乗るハーレーは艶消し黒で塗りあげられているのが特徴的です。
この特徴的なバイクは、日本国内におけるハーレーシーンにも大きな影響を与えたとされています。

1990年代初頭に、黒で塗られたワイド・ハンドルのハーレーが流行したのですが、これはこの映画による影響が大きいとされています。
この黒のバイクが登場するシーンは、背景が夜であることがほどんどなので、バイクの細かなディティールなどを確認するのは難しいです。
しかし、漆黒の闇に黒いバイク集団が走り回るこのシーンは、バイク好きにとって印象に残る場面になっていることは間違いないでしょう。

主人公が乗るハーレーのバイクシーンもまた魅力的な要素の一つとなっています。
敵の集団がいる場所から脱出する際に、ハーレーのバイクを盗んで走り出すシーンは、乗っているバイクのかっこよさと相まって、大変印象深いものとなっています。
さらに、敵のナンバー2が乗るバイクも他のものと同様クラシカルな乗り物になっており、ハーレー好きにはたまらない映画だと言えるでしょう。

「ストリート・オブ・ファイヤー」で登場したバイク

「ストリート・オブ・ファイヤー」で登場するバイクの中でも一番印象に残るのはやはりバイカー集団が乗っていた黒塗りのハーレーでしょう。
前述したように背景が夜であるため細かなディティールは確認できないのですが、映画の公開年から考えると、エヴォリューション以前のものをモデルにしたのではないかとされています。
主人公トムが脱出する際に使用したバイクは、ハーリーのアーリーショベルがモデルになっているようです。
フレーム部分の丸パイプのスイングアームやエンジンのカムカバーなど、印象的な造形が多いのが魅力的です。

「ストリート・オブ・ファイヤー」には印象的なバイクがたくさん登場します。
バイク好き、特にハーレー好きの方にとってはとてもしびれる映画となっていますので、一度観賞することをおすすめします。