オリジナルとは大きく異なるスタイルとなったスズキGSX750S(82年式)

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Posted on : 28-06-2024 | By : GRjap7uK | In : 日本の名車紹介

スズキGSX750Sの特徴

「スズキGSX750S」の特徴として挙げられるのが、オリジナルを踏襲したナナハンモデルであるという点です。
オリジナルの「GSX1100S カタナ」は1980年にドイツのケルン・モーターショーで登場し、翌年に市販化されたことで世界的なヒットを記録しました。
そのさらに翌年に本バイクが登場しました。

当時、すでに世に出回っていた「GSX750E」に採用されていたユニットを心臓部分に搭載しています。
また、デビュー時のモデルの最高出力は8500回転で69馬力という性能でしたが、翌年のモデルでは72馬力にパワーアップしています。
足回りには、フロント部分に19インチホイールとダブルディスクブレーキを組み合わせています。
また、リア部分は18インチホイールとシングルディスクホイールという組み合わせです。

そして、このバイクの最大の特徴はそのスタイル部分にあります。
オリジナルの「GSX1100S カタナ」はフロントスクリーンやローポジションのハンドルというディティールだったのですが、「GSX750S」ではスクリーンなしにアップハンドルというスタイルに変更されています。
このため、本家とは大きくスタイルが異なる印象を受けます。
当時の日本では、オリジナルのスタイルのままでは許可を受けられなかったというのが、スタイルの変更を余儀なくされた原因です。

スズキGSX750Sの魅力

魅力は何といっても、その独自のスタイルにあるでしょう。
前述したように、本家のスタイルとは大きく異なることから、販売当時は微妙な印象を受ける人も少なくなかったようです。
そのため当時はハンドル部分を本家のものと交換するなどしていたそうですが、それが違法改造となり大きな問題になりました。
しかし、現在はこのバイク独自の魅力として受け入れる方も多いそうです。

また、オリジナルとは異なるスタイルといっても、全体的なスタイルは本家を踏襲しているため、スマートなかっこよさは健在です。
かっこいいバイクで道路を爽快に走りたい、という方にはまさにうってつけなバイクだと言えるでしょう。

GSX750Sが名車といわれる理由

「GSX750S」が名車と言われる一番の理由は、やはりそ全体のスタイルの良さにあるでしょう。
全体的なスタイルもそうですが、色合いなども男性にも女性にも受け入れられる見た目だと言えます。
実際にインターネット上の口コミでも、そのスタイルの良さについて語られることが多いようです。

また、その希少性の高さも名車と言われる理由の一つです。
初めて販売されてから40年以上経過していることに加え、見た目のかっこよさから中古のバイクを購入する方が後をたちません。
このため、購入したくてもなかなか出回っていないということも多いようです。
もし手に入れられたら、手放すことなく大切に乗り続けてあげましょう。