2ストオフロードモデルと言えばヤマハのDT200R
オフロードバイクの中でも時代を牽引してきた名車として愛されているモデルが、ヤマハのDT200Rです。
2ストロークバイクの中でもオフロード走行ができるタイプで、パワフルながらも安定した走行性能を持つモデルとして親しまれています。
80年代を代表するバイクの一種で、街乗りから林道まで自由自在に走れるのも魅力です。
取り回しがしやすいコンパクトなボディで、車両全体の軽量化に成功しています。
軽いのに力強く走れる250ccクラスということもあり、発売当時、年齢性別を問わずに多くのライダーを虜にしました。
水冷エンジンを利用しているのも特徴で、効率良くエンジンを回転させることに成功。
長時間運転でもサクサクと対応するため、長距離ツーリングや夏場の運転にも適しています。
前記も出ると後期モデルどちらも人気
ヤマハのDT200は1984年発売の前期モデルと、1988年発売の後期モデルの二種類に分かれています。
どちらのモデルも非常にハイスペックで、それぞれに違った魅力があります。
前期モデルは37Fと呼ばれるタイプで、125ccと250ccの良さを足して割った、オールラウンダータイプです。
リアブレーキはドラム式、フロントブレーキにはディスク式を採用し、確かな制動力を確保しています。
1985年に行われたマイナーチェンジ後は、エンジンオイル消費量を減らしたことでエコ化にも成功。
キャブのセッティングが変わった事でギアチェンジがスムーズになり、より快適な走りが可能となりました。
また1987年のマイナーチェンジ後にはナックルガードが装備された他、キー付きタンクキャップを採用し、利便性が高まったのが特徴です。
エンジンガードもパイプ制を採用しており、見た目のクールさが増しています。
後期モデルは1988年に発売がスタートし、前期モデルのフルモデルチェンジを果たしました。
見た目は一見前期モデルと大差がないように思えますが、エンジン変更により33馬力へとチェンジ、フロントフォークや41㎜採用と全体的にサイズアップ。
よりタフネスな走りを可能にした大型モデルとして生まれ変わったのです。
カラーバリエーションもクール
後期モデルは1989年に再度マイナーチェンジが行われ、その際にカラーバリエーションが追加となりました。
従来のカラーと合わせてニューカラーのスカイブルーが選べるようになり、爽やかなスタイルが多くのライダーに支持されています。
後期モデルはレプリカとしても人気を集めており、その性能の高さから中古車を追い求めるライダーも少なくありません。
現在でも純正品の新品カスタムパーツが手に入る程人気モデルで、取り付けパーツだけを購入してカスタマイズする方も多いです。
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