【国内最高峰のオートバイレース】
全国のサーキットを舞台に、国内最高峰のオートバイレースが繰り広げられる場所。
それが、全日本ロードレース選手権です。
通称、MFJ SUPERBIKEと言います。
全日本ロードレース選手権の歴史は、1962年にさかのぼります。
約50年続いているこの大会の内容は、「JSB1000」「J-GP2」「J-GP3」「ST600」の4クラス。
今回は、その中でも「JSB1000」についてご紹介します。
2015年の大会は、4月19日から11月1日まで。
初戦と最終戦は三重・鈴鹿サーキットで開催します。
今年の全日本ロードレース選手権の見どころは、前人未到の4連覇にチャレンジする中須賀克行選手。
そして、彼の独走を食い止めようとする他チームのライダーたちです。
実力派の選手も多数いることから、力強く、熾烈なレースが行われるのではないかと、オートバイファンの間では話題になっています。
【エキサイティングなレースが楽しめるJSB1000】
JSB1000(ジャパンスーパーバイク1000)。
日本独自のスーパーバイククラスで競う大会であり、マシンの排気量は600~1,200ccです。
バイクの最高速度は300km/hをオーバーし、実力派の選手も多数。
ワールドクラスのエキサイティングな展開が楽しめるレースだと言えます。
全日本ロードレース選手権のなかでも、2003年から最高峰カテゴリーと考えられています。
その後、メーカーチームの参戦が認められたのは2007年。
現在は企業が参入し、よりレベルの高いレースとなりました。
なお、現在の名称・クラスになってからの優勝者は11年間で7人。
11年のうち、通算5回優勝している中須賀選手についてご紹介します。
【中須賀克行選手について】
2012年から3連覇を成し遂げているレーサーは中須賀克行選手。
福岡県北九州市出身、1981年生まれのレーサーです。
2000年、全日本ロードレース選手権GP250ランキング11位でデビュー。
その後も順調に戦績を向上させ、2008年には「全日本ロードレース選手権JSB1000」に2勝して、年間チャンピオンになりました。
2012年からは「全日本ロードレース選手権JSB1000」を3連覇。
名実ともに、優れたレーサーとして名乗りを挙げています。
彼の個人的なエピソードも見てみましょう。
まずは少年時代。
3歳から12歳までポケットバイクで遊んでおり、ライダーを目指していたと言います。
憧れのライダーは、ウェイン・レイニー。
「ナガスガサーン」の愛称で、世界中から親しまれています。
【テレビでも放映中】
全日本ロードレース選手権は、BSデジタルのTwellVが放映権を持っています。
録画中継はレースの8日後。
2012年からは「MFJ Live Channel」やUstreamなど、インターネットを利用した動画配信を行っています。
テレビやパソコンから楽しめる熱狂のレース。
オートバイファンの方は、ぜひ画面越しに視聴してみてはいかがでしょうか。
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